ひきこもりの作法

一本、また一本…集めた後ろ指の数はアイドル級。悩み多き某ひきこもりによる孤軍奮闘の日々がここに。

ひきこもり不動録Vol.26「日々の充実感とは?」

ごきげんよう、相変わらずひきこもりが続いているホロ9です。

 

世間ではもうじきGW(ゴールデンウィーク)とのことで、社会の方向に耳を澄ませば、何処に出掛けようか、何をして過ごそうかと息巻く声が聞こえて参ります。

 

一方で私と言えば、祝日やイベントの類には滅法疎く、そうしたものが終わった後から人様に聞かされて「なるほど、道理であの時期は人が多かった」などと納得するようなのがほとんどです。

 

そして近年は肌身で感じる空気感、目に見える様々な残酷な数字からも、世の人々が疲弊しきっていることがわかります。

 

社会からは隔絶されたひきこもりのクセをして、皆に釣られて私もちょっぴりそうなっているかも知れません。

 

繰り返されるこの圧政の波から人々がまだどうにか持ち堪えられるように、或いは状況を丸ごと打破できるように、GWを機に人々が少しでも英気を養えることを願っています。

 

日収41円のひきこもり

 

そして、この頃はまた「副業の練習」に臨んでいます。

 

最高記録更新。

つい先日はたまたま上手くゆきまして、グーグルアドセンスによる日収の最高記録を更新しました。その額なんと、「41円」です(笑)

 

世間からすると「日収41円」なんて暴動さえ起きかねない辛辣な文面ではございますが、これまでの日収が"平均5円"だったひきこもりからしてみれば大躍進なのです。

 

しかし残念なのは、この間「運よく一発当てた」影響に過ぎないので、この日収が長続きすることは恐らく無いだろうということです。緩やかな波で夢から醒めてゆき、またすぐにいつもの日収5円に戻ってしまうことでしょう。

 

ただ、もしも日収を40円台に乗せられたら……。せっかくなのでこの機に夢を膨らませてみようと思います。グーグルアドセンスの収益は一ヵ月分(もちろん約30日)が翌月に確定され、累計で8000円を超えている場合に振り込みが開始します。

 

つまり日収40円で軌道に乗せられた場合、40円×30日で1200円。ひきこもりにとってみれば、これは巨額のお小遣いです。六本木ヒルズに家が買えます(買えません)。

 

それが7か月後に8000円として振り込まれる。こうなるともうとんでもない話です。あの有名なビ〇・ゲイツ氏にも肩を並べられるでしょう(並べられません)。

 

日々の充実感とは

こういうのも、社会人の方々からすれば笑えるほどちっぽけな世界だと思います。

 

「死力を尽くして、日収41円」という観点からは、果たして自分は何をやっているのかと甚だ虚しくもなることもございます。

 

しかし一方で、「労力を掛けた分が結果となって現れること」、「改善策を常に考えながら、全力を尽くすこと」といった要素が、私の主目的である脳機能のリハビリを始め、人生の充実感にかなり大きく貢献してくれているのを感じるのです。

 

「何かに全力で取り組んで、良いも悪いも結果になって現れてくる」

 

思うに、この構造が人間の精神にとって非常に善いのではないでしょうか。たまに社会人の方でも「仕事に熱中している」というタイプの方がいらっしゃいますが、彼らが健康でボケる気配が無いことも、日々がこういった構造の益と共にあるからではないかと推察されて参ります。

 

ネットを通じて他者と会話をさせていただいている際にも私はやけに充実感を覚えますが、そこにもまさにこの「出力する→反応してもらえる」の構造が、会話の場合かなりの密度で起きてくることが善因である気がしています。

 

ひきこもりの今後

 

「資金力」、そして「稼ぐ力」を得ようと私は躍起になっておりますが、片や社会では現行の経済システムが取り壊され、新体制に移行するような政治の動きが散見されてもいます。なので仮に私のビジネスが今後上手くいったとして、私が稼いだ資金も、稼ぐ為の知識も、社会の変化に伴ってまた真っ新な白紙に戻ってしまうかも知れません。

 

ただ、それでも良いと思えるのは、一番は「脳機能の回復」を目的に置き、そして「体験」こそを至上の価値としている根本の姿勢が私にあるからだと思います。

 

こうして土台がブレなくなってからは、昔と比べて段違いで色々なことに挑戦し易くなりました。もしこれを読まれているひきこもりの同志が、或いは行き詰りを感じる社会人の方がいらっしゃいましたら、試しにご自身の価値観にも当て嵌めてみてはいかがでしょうか。

 

畢竟、物や知識などは単なる人間の道具に過ぎず、壊れたり、世界の変化によっていずれはゴミと化すものです。せっかくなので、私たちはその道具を使ってブロック遊びをすれば良いのだと思います。積み重ねたり、組み替えたり、組み合わせたり。世界とは遊ぶための場所であり、形を持たない「体験」だけは魂の中にいつまでも残り続けると思っています。

 

現在、私がアドセンスを搭載している収益用のサイトは1つのみですが、そこから更に増築してみるのも良いのではないかと思えています。せめて2本で運用して軌道に乗せられれば、更なる挑戦の足掛かりになりそうです。

 

ビジネスについてもいずれかは自己流の方法論を構築し、同じく収益や熱中できるものの少なさに悩んでいる他のひきこもり同志らを、華麗に指導できるくらいの器になれることを目指しています。